Roland Kirk(ts,fl,strich,manzello,siren),Richard
Wyands(p),Art Davis(b),Charlie Persip(ds),etc <Recorded 1961>
1.Three for
the Festival 2.Moon Song 3.Sack Full of Soul 4.Haunted Melody 5.Blues for Alice
[Alternate Take] [Alternate Take][*] 6.Blues for Alice [Master Take] 7.We Free
Kings 8.You Did It, You Did It 9.Some Kind of Love 10.My Delight
まず、ジャケットをよくご覧頂きましょう。頑丈そうな黒眼鏡、首からは無数の吹奏楽器をかけ、口には3本のマウスピースを咥えています。その一見奇抜な演奏スタイルは、ジャズに対する旺盛な欲求の純粋なる発露で、彼のアイデンティティそのものです。ユーモアや歌心に溢れた人間味のある演奏は、ストレートに胸に迫り、何よりもバイタリティのある逞しさが清々しい。(8)“You
Did It, You Did It”に聴かれるうめき声が漏れ、激しさがほとばしるフルートの演奏にしびれます。
祭り囃子を彷彿とさせるプリミティブな演奏に始まり、スピリチュアルな響きの中でロマンティシズムが匂い立つように展開、序々にスピードを増し高揚感とともに絶頂へ―(1)“Death
and the Flower”「生と死の幻想」は奔放さと緻密さを併せ持った完成度の高い傑作です。(2)“Prayer”はチャーリー・ヘイデンとの静謐で繊細な美しさがきらめくデュオ作品。続く、ドラマティックな多重構造をもつ即興演奏の(3)“Great
Bird”で締めくくられるこのアルバム、全編キースの天才の鼓動を感じます。次に紹介するのは「メメント・モリ宣言」ともとれるキース自作の詩の一部です。